エ軍が一気に野戦病院化…大谷翔平の“相棒”はマイナーで躍進、悲願の昇格の可能性は?
フレッチャーは好調も忌引きリスト入り、ステファニックは守備に課題
フレッチャーは今季3Aで打率.365、1本塁打、21打点と好成績を残している。ブラム記者は「フレッチャーが健康で、昇格できる立ち位置であれば(すでに)ここにいるだろう」と厳しい見方をする。4月にアウトライト・ウェーバーでメジャー出場前提の40人枠から外れたため、ネトの代わりに昇格したのはアンドリュー・ベラスケス内野手だった。また、忌引きリストに入っているため、「どのくらいチームを離脱するかはわからないけど、しばらくの間は昇格しないだろう」と話した。
また、ステファニックも打率.347と打ちまくっているが、ブラム記者が指摘したのは守備力。今季マイナーでは二塁を守っているが6失策、守備率.970とミスも多い。エンゼルスはドルーリーやレンフローの加入もあり、チームとして打力が向上している。「今のチームは守備力を求めている」と昇格できない理由を推測した。またメジャーデビューした昨季は打率.197。本塁打、打点ともになくOPSも.509と、結果を残せなかったことも要因の一つだと分析する。
ポストシーズンが手に届く位置にある中での故障者続出。そんな中、マイナーで躍動する2人にチャンスは巡ってくるのか。いずれにせよ“代打昇格組”の活躍が、2014年以来のポストシーズン進出には不可欠だ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)