岡本和真は「自信を取り戻した」 表情が一変…専門家が指摘する“復活の理由”
最難関の打率部門 立ちふさがるDeNA宮崎の壁
今季のタイトル争いは、特に打点が混戦模様だ。43打点で単独トップのDeNA・牧秀悟内野手を、岡本和とDeNA・宮崎敏郎内野手が1差の42で追い、さらに阪神・大山悠輔内野手が39、同・佐藤輝明内野手が38で続く。野口氏は「打点は、前を打つチームメートが塁に出てくれることが条件ですから、予想が難しい。現在上位の選手はみんなチーム状態もいいので、数字を伸ばしていける状況ではあると思います」と指摘する。
本塁打では岡本和が2位の宮崎に4本差をつけ、頭一つ抜け出しているが、野口氏は「爆発力を秘めているのは、やはり村上だと思います」と指摘。岡本和としては、6本差の11本塁打と出遅れている村上にも注意が必要なようだ。一方、打率は2位につけているとはいえ、トップの宮崎には5分1厘差と水をあけられているのが現状だ。「宮崎が怪我でもしない限り、この差を挽回するのは容易ではない。ただ、本塁打と打点の2冠は射程圏内でしょう」というのが野口氏の見立てだ。混迷の度を増しつつあるペナントレース同様、タイトル争いからも目が離せない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)