開幕1番起用も打率0割台 屈辱の1か月を経て5年目小園が見せる“復調”の兆し

広島・小園海斗【写真:真田一平】
広島・小園海斗【写真:真田一平】

時代と共に受け継がれる歴代ショートの系譜

 現在も1軍で存在感を見せるベテラン田中広輔内野手をはじめ、高橋慶彦氏、野村謙二郎氏ら、カープの歴代ショートには右投左打で俊足、そして長打も打てる選手が多い。世代交代が進むチームにおいて、同じタイプの小園に懸かる期待は自然と高くなる。

「ショートは守備の中心なので、周りを見てプレーすることが求められていると思っています。声かけにしてもそう。コーチからは『どんな時でも声でチームを助けられるように』と言われているので、その辺りも意識しています」

 新井貴浩監督1年目のシーズンは鬼門と呼ばれた交流戦を9勝9敗の勝率5割で切り抜け、6月21日時点で33勝31敗の首位まで6ゲーム差の4位。二遊間の固定はチームの根幹を担うとも言われているだけに、セカンド・菊池涼介内野手とコンビを組む相棒の確立は上位進出につながる要素と言っても過言ではない。

 カープを含め4球団が競合した2018年ドラフト1位。日本一のショートを目指す心意気と共にプロの世界に飛び込んだ小園の巻き返しに期待がかかる。

【写真】「お似合いです」 “いい夫婦の日”に笑顔…小園夫婦の2ショット

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