大谷翔平と一緒にやれれば…「もっと良い色を出せる」 ド軍監督がファン公言「賢い選手」
大谷と“初対決”のロバーツ監督「リトルリーグの頃を思い出させてくれる存在」
■エンゼルス ー ドジャース(日本時間22日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われるドジャース戦に「2番・投手」で投打同時出場する。日米通算200本塁打まであと1に迫る右腕に、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「タフな試合になるだろう」と推測した。
ロバーツ監督は大谷の投球に「ストライクは奪えるし、エリートな速球に、スプリットなどのいい変化球を持っている」と称賛した。投打二刀流の躍動には「ファンとして、マウンドからの投球と上位打線を打つ彼を楽しみにしている。彼は、リトルリーグの頃を思い出させてくれる存在。ファンとして対戦が気になっている」と敵将ながらも“ファン”だと明かした。
大谷はドジャース戦では初めてのマウンドになる。「正直に言って(投手・大谷)は生であまり見れていない」と話すロバーツ監督は「全ての監督が、自分たちのところ(チーム)でプレーすれば、彼がもっと良い色を出せると主張すると思う。残念ながら、今日は彼と対戦しないといけない」と腕を組んだ。
ロバーツ監督は“打者”大谷の成長についても言及。「メジャーに来たときと比べて、内角の打ち方がよくなったと思う。高めの球もそうだ。(それらの球に)対応できる。(相手バッテリーに)投げられるコースを限定させている。修正能力と才能がある選手だ」と絶賛した。さらに「彼は賢い選手なので、同じところに投げ続けてはいけない」と警戒心も高めた。
報道陣から「大谷を獲得したいか?」と問われた指揮官は「彼のことが好きではない監督はいないと思う」と笑った。続けて「でも、今はエンゼルスの選手だ。タンパリングはできない(笑)」とジョークを炸裂させ「彼からヒットを打ってもらいたいと思っているし、(敵として)今晩は彼から4回アウトを奪いたい」と闘志を燃やした。
(Full-Count編集部)