大谷翔平が故障者へ配慮「彼らが一番悔しい」 “野戦病院”に感じた中軸としての責任

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

左骨盤骨折のウルシェラは今季絶望的

■ドジャース 2ー0 エンゼルス(日本時間22日・アナハイム)

 怪我に苦しむチームメートたちを慮った。エンゼルスの大谷翔平投手が21日(日本時間22日)、本拠地・ドジャース戦に先発登板し、7回1失点で今季3敗目(6勝)を喫した。チームはジオ・ウルシェラ内野手が今季絶望的になるなど、離脱者が続出。「怪我している選手が一番悔しいと思う」と心境を察した。

 チームは6月に入り、新人ザック・ネト内野手が左脇腹痛、アンソニー・レンドン内野手が左手に死球を受けそれぞれ負傷者リスト(IL)入り。また、左骨盤骨折で同じく負傷者リストに入ったウルシェラについては、試合前にフィル・ネビン監督が「手術は必要としないが、長期離脱する」と今季の復帰が難しいことを明かしていた。

 主力の相次ぐ離脱もあり、チームはドジャース相手に2日連続の無得点。大谷は「出ている選手はもちろんみんな頑張っていますし、ジオ(ウルシェラ)もそうですし、レンドン選手もそうですけど、怪我している選手が一番悔しいと思う」。彼らの気持ちを代弁した。

 この日、投げては7回5安打1失点12奪三振と好投したが、打線では3打数無安打1四球。2試合連続の無安打で打率は.293となった。「もちろん中軸で打っている選手がやっぱり打たないとなかなか得点にならないと思うので。そういう意味では今日は良くなかったかなと」。自らの反省と責任感を口にした。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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