大谷翔平に140万票差の“大敗”も「私が1位であるべき」 白旗ジョークに好感の声

ブルージェイズのブランドン・ベルト(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ブルージェイズのブランドン・ベルト(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ブルージェイズ・ベルトのユーモアにファン「本当に好きだ」

 エンゼルス・大谷翔平投手の強烈な“独走ぶり”を目の当たりにすると、ジョークのひとつでも言いたくなる。7月11日(日本時間12日)に行われるオールスター戦(シアトル)のファン投票の第2回中間発表で、世界の二刀流はア・リーグ指名打者部門でダントツの188万5144票を獲得。実に138万票差をつけられた同部門2位のブランドン・ベルト内野手(ブルージェイズ)は「不正に仕組まれていることが見てとれる」と白旗の冗談をかまし、ファンを笑わせた。

 ベルトも堂々の49万7887票を獲得しているが、なんせ大谷が異次元。MLB公式サイトのペイジ・レッキー記者らによると、すでに敗色濃厚な大差に「私がナンバーワンであるべきだ。全員が、彼より私の方が優れた打者だということを知っている。より優れたDHであり、より優れたチームリーダーだ。だけど、現実はこの通りだ」とおどけてみせた。

 打者・大谷は今季ここまで74試合に出場して両リーグトップの24本塁打、ア・リーグトップタイの58打点をマーク。対するベルトは49試合で4本塁打、16打点と存在感こそ見せているがその差は歴然なだけに、ユーモアを交えて大谷を称賛したようだ。

 ジョークは止まらず、カナダメディア「ザ・スコア」のマイケル・ブラッドバーン記者によると、ベルトは「私は高校時代の(投げている)映像を何年も保管している。それを見れば、(私の方が優れた投手だという)証明になるだろう」とも。持ち前の明るい性格でチームメートからも愛されている35歳らしい“降伏”の仕方だった。

 ファンも好感を持ったようで、SNSでは「ベルトは事実しか語っていない」「ベルトに投票しなければ」「ベルトのことが本当に好きだ」と冗談に付き合っていた。

(Full-Count編集部)

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