防御率10.05のエ軍時代とは“別人”に変身も…報われない元球宴右腕に「心が痛む」
ブルワーズのフリオ・テヘラン、好投続きもいまだ2勝止まり
■Dバックス 5ー1 ブルワーズ(日本時間22日・ミルウォーキー)
好投を続けてもなかなか報われない“不運な右腕”に、同情の声が寄せられている。ブルワーズのフリオ・テヘラン投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で5回2安打無失点と奮闘しながら白星は得られず、チームは敗戦。今季ここまで防御率1.53と抜群だが、いまだ2勝止まりとチグハグな現実に直面している。
テヘランは、5度の2桁勝利を記録するなどメジャー通算80勝を挙げ、球宴に2回選出されている。単年900万ドル(約12億5500万円)でエンゼルスと契約した2020年は0勝4敗、防御率10.05と思うような成績を残せず、2021年に所属したタイガースでは1試合登板にとどまり、近年は苦しんできた。
しかし今季は、5月にブルワーズと単年150万ドル(約2億900万円)と出来高100万ドル(約1億3900万円)のメジャー契約を結ぶと、かつての姿を彷彿とさせる頼もしいマウンドを披露。ここまで6試合、計35回1/3を投げて防御率1.53と安定感を誇るが、結果としては2勝2敗。地元紙「ミルウォーキー・ジャーナルセンチネル」でブルワーズ番を務めるトッド・ロジアック記者は「テヘランの手堅い投球が無駄になった」とため息まじりにつぶやいた。
報われない現実にファンも心を寄せている様子。ツイッター上では「テヘランがまた珠玉の投球もブルワーズは今シリーズ(ダイヤモンドバックスとの3連戦は1勝2敗)で敗れた」「テヘランは今、正真正銘リーグで最も不運な投手」「ブルワーズがテヘランの驚くべき先発登板を無駄にしていて、心が痛む」などと声が上がった。
(Full-Count編集部)