大谷翔平が兼ね備えた“野球選手の全て” 大絶賛の敵将が語った「必要とされる要素」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ロッキーズのブラック監督が大谷のプレーぶりについて言及

■ロッキーズ 7ー4 エンゼルス(日本時間24日・コロラド)

 敵将の称賛に応えるような躍動だった。エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのロッキーズ戦で、日米通算200号を含め3安打の固め打ち。試合前、ロッキーズのバド・ブラック監督は「私たちは特別な選手を目撃している。本当に並外れた選手だ」などと二刀流を称えていたが、奇しくもその言葉通りのプレーを目撃することとなった。

 打者としては本塁打王争いを独走し、投手としてもすでに6勝。球界のど真ん中にいる存在を、敵であっても見逃すはずはない。ブラック監督は「遠くから見ていても彼の才能には気づいてしまう。今年はとても特別だ。投打にわたり良いプレーをしている」と強調する。

 特に打撃については「彼は危険な存在だ。なので(投手は)きちんと思うところに球を決めなければならない。失投があればつけこんでくるからだ」と大警戒。ただ、この言葉の数時間後、大谷は見逃せばボールの内角球を詰まりながらスタンドへ。失投でなくても、驚愕の放物線を描いた。

ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:ロイター】
ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:ロイター】

 投打のプレーぶりもさることながら、ブラック監督が特に見上げているのが人間性。かつて投手コーチを務めたエンゼルスには今でも知り合いは多く、方々から「チームを大切に思ってる」「彼は勝ちたがっている」などと大谷評を耳にするといい「(大谷は)必要とされる要素を全て持っている」と断言。その上で「人物像、選手像、チームメートとしてもすばらしく、負けず嫌いだという点がいい。彼に才能があるのは一目瞭然だからね」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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