大谷翔平、29号2ランで3年連続30本王手 キング独走で日本人&球団月間最多14本、本拠地熱狂
一発出れば同点の5回に申告敬遠…本拠地は大ブーイング
■Wソックス 9ー7 エンゼルス(日本時間30日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場した。9回の第5打席で中越えへ2試合ぶり29号2ランを放った。6月に入って14本目となり2007年7月の松井秀喜(ヤンキース)、2021年6月に自身が記録した13本を更新し、日本人と球団の月間最多記録を更新した。チームは7-9で敗れ、2連敗となった。
大谷がまたアーチをかけた。4点を追う9回2死一塁の第5打席で右腕グレーブマンを捉えた。打球速度111.3マイル(約179.1キロ)、飛距離438フィート(約133.5メートル)の豪快な一発。今季、ホワイトソックス戦では7本目だ。3年連続30本に王手をかけた。2位につけるルイス・ロバートJr.外野手との差を再び「6」に広げ、シーズン換算では57発ペースとなった。
この日、試合前の時点で打率.476、3本塁打と打ち込んでいる右腕リンと対戦した。初回1死の第1打席、2回2死一、二塁の第2打席はともに空振り三振。1点を追う5回2死二塁の第3打席は申告敬遠、7回無死一塁の第4打席も四球を選んでいた。
前日28日(同29日)の同カードでは「2番・指名打者」で先発出場し、今季10度目の1試合3安打をマークした。初回に両リーグトップタイの今季5本目の三塁打を放ち、打率もア・リーグ4位の.309まで上昇させた。28本塁打は両リーグ1位、打点はレンジャーズのガルシアに抜かれこそしたが、64打点で2位につける。3冠王も射程圏内だ。