大谷翔平の歴史的「6月15本塁打」 レジェンドたちと肩を並べる62年ぶりの“大暴れ”
6月の月間15本塁打はア・リーグ史上4人目の記録
■Dバックス 6ー2 エンゼルス(日本時間7月1日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間7月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、6回に2戦連続となる本塁打を放ち、日本人初の3年連続30号に到達した。493フィート(約150.3メートル)は自己最長飛距離だけでなく、米スポーツ局「ESPN」の人気番組「スポーツセンター」によれば今季MLBでも最長。これで6月だけで15発の量産となったが、この右翼席への一発はメジャー史に残る記録的な一打ともなった。
エンゼルス広報部のマット・バーチ氏が発信したツイートによると、6月に月間15本塁打を放った選手はア・リーグ史上、大谷が4人目になるという。過去の3人は、1930年のベーブ・ルース(ヤンキース)、1934年のロブ・ジョンソン(アスレチックス)、そして1961年のロジャー・マリス(ヤンキース)だ。
マリスはこの年、ヤンキースで「MM砲」を組むミッキー・マントルとの壮絶な本塁打の打ち合いの末に、61発を放って、ルースが保持していた年間最多本塁打記録(60)を34年ぶりに更新している。大谷の「6月15発」は、そのマリス以来62年ぶりのレコード。マリスはその後、苦しみながらも“ルース超え”を果たしたが、現在年間58発ペースの大谷が、どこまで本塁打数を伸ばすことができるのか、楽しみは尽きない。
(Full-Count編集部)