大学侍J、米国に2連敗で連覇ピンチ 明大大砲が牽制球直撃で緊急搬送…打線も沈黙

米国に敗れた大学日本代表「侍ジャパン」【写真:川村虎大】
米国に敗れた大学日本代表「侍ジャパン」【写真:川村虎大】

2回に明大・上田希由翔に牽制球が直撃…救急車で搬送

 第44回日米大学野球選手権第3戦が9日(日本時間10日)、米ノースカロライナ州で行われ、大学日本代表「侍ジャパン」は米国代表に0-5で敗れた。2連敗を喫し、米国に優勝に王手をかけられた。

 連日の悪天候でこの日も、練習時間が1時間短くなった。2回には1死から上田希由翔内野手(明大)が右前打で出塁したが、その後牽制球が首付近に直撃。救急車で搬送された。試合が約40分ほど中断となり、球場は騒然となった。

 先発したドラフト1位候補の右腕・常廣羽也斗投手(青学大)は5回と2/3を3安打2四球7奪三振1失点。強力米国打線を4回に併殺崩れの間に失った1点のみに抑えた。しかし、打線が相手先発のホルマンを打ち崩せず、5回まで安打は2安打のみ。10三振を喫した。

 7回には2死から3番手の村田賢一投手(明大)が安打と四球で一、二塁のピンチを作ると、変わった上田大河投手(大商大)がオフェラルに右中間への2点三塁打、続くウェザーホールドにも中前適時打を浴び、点差を4点に広げられた。

 その後も、米投手陣を打ち崩せず完封負け。侍ジャパンは翌10日(同11日)の休養日を挟み、場所を米サウスカロライナ州チャールストンに移動し、第4戦以降を戦う。2大会連続20度目の優勝まで、後がなくなった。

(Full-Count編集部)

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