大学侍J、米国に逆転勝ちで2連覇へ逆王手 先発下村が5回ノーノー、2勝2敗のタイに
2勝2敗に…2大会連続20回目の優勝をかけて13日の最終戦に臨む
第44回日米大学野球選手権は11日(日本時間12日)、米サウスカロライナ州チャールストンで第4戦が行われ、大学日本代表「侍ジャパン」は米国代表に4-3で逆転勝ちを収めた。対戦成績は2勝2敗となり、12日(同13日)の最終戦で勝った方が優勝となる。
負けたら終戦の一戦に先発したのは下村海翔投手(青学大)だった。初回に2死球を与えるなど、制球の乱れがあったが、2回以降は立ち直り、強力米国打線に付け入るスキを与えず。5回まで無安打無失点4奪三振に抑えた。打線は2回に渡部聖弥外野手(大商大)の左越えソロで先制した。
6回に2番手で登板した武内夏暉投手(国学大)が捕まり、先頭のオフェラルに左翼線へ二塁打を与えると、続くウェザーホルトに逆転2ランを浴びた。さらに、2死からカルペッパーの左越えソロでこの回3点目を失った。
しかし、その裏、侍ジャパンの打線が反撃を開始した。二塁打と二ゴロで1死三塁のチャンスを作ると、3番・宗山塁内野手(明大)が中前適時打で1点を返した。4番・西川史礁外野手が右前打でつなぎ、渡部の二ゴロで同点に。さらに廣瀬隆太内野手(慶大)の左前適時打で勝ち越しに成功。この1点を守り抜いた。これで対戦成績を2勝2敗とし、2019年以来20回目の優勝へあと1勝とした。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)