菊池雄星、復調気配も5回途中降板…天仰ぎ「仕方がない」 優勝争う後半戦へ意気込み
序盤にバタつきながらも徐々に調子を取り戻す
■ブルージェイズ 7ー5 Dバックス(日本時間17日・トロント)
ブルージェイズの菊池雄星投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、4回と2/3を投げて2失点。2-2の場面で降板となり、渡米後自己最多の8勝目はお預けとなった。
初回は簡単に2死を奪うも、死球と四球で一、二塁とし、フルカウントから二塁牽制と中堅手のカバーが乱れて先制を許した。2回も2死一、三塁から暴投で2点目を失った。
3回からは持ち直したものの、5回に2死から四球を与えた場面で交代を告げられ、天を仰いだ。チームは5回裏の攻撃で勝ち越しに成功し、菊池の後を継いだジェイ・ジャクソン投手に勝ち星が付いた。
菊池は降板の場面について「1イニングでも1アウトでも取りたいという気持ちなのでもちろん悔しい気持ちもありますけど、チームもいい状態ですし、仕方がないことだと思っています」と語った。
前半戦はローテを守り、すでに2021年のマリナーズ時代に記録した自己最多のシーズン7勝に並んでいる。「求められているのは5回、6回をチームが勝っている状態で降りるのが役割だと思っていますから、今日みたいに状態が良くない時でも、最少失点でいきながら、チームに勝つ可能性を残しながら次のピッチャーにバトンを渡すことを大事にやっていきたいですね」と、改めて後半戦の意気込みを語った。
(Full-Count編集部)