藤浪晋太郎、オリオールズへのトレード正式発表　マイナー左腕と1対1、リーグ首位強豪へ

投手コーチには「今のままを続けていけば大丈夫」との声をかけられていた

　アスレチックスの藤浪晋太郎投手が19日（日本時間20日）、オリオールズとの交換トレードで移籍したと正式に発表された。両球団が伝えた。オリオールズ傘下3Aでプレーする26歳の救援左腕、イーストン・ルーカス投手との1対1となった。

　藤浪はこの日、本拠地で行われたレッドソックスとの試合後にチームメート、クラブハウスのスタッフなど関係者全員とハグをかわした。投手コーチには「今のままを続けていけば大丈夫」との声をかけられていた。

　今季ここまで34試合に登板して5勝8敗、防御率8.57の成績を残している。開幕時は先発として期待されていたものの、4先発で4敗、防御率14.40と苦戦。4月25日（同26日）から救援に配置転換となっていた。

　しかし、7月は2勝1敗、防御率2.25と別人のような安定感を見せていた。11登板連続で無四球と、課題だった制球も安定し、低迷するチームの中でトレード候補に急浮上していた。

　オリオールズは19日（同20日）に本拠地でのドジャース戦に8-5で勝利し、ア・リーグ東地区の首位に浮上。リーグ15球団でもトップの勝率.611と、勢いのあるチームだ。日本人選手は上原浩治、和田毅に続いて3人目となる。