大谷翔平、ライバルへの電撃移籍は「すこぶる懐疑的」 球宴野手との交換を米記者“否定”
アストロズのタッカーとのトレード否定「残り数年間チームが保有できる」
エンゼルス・大谷翔平投手の去就をめぐる議論が、日ごとに熱を増している。様々な球団が候補として挙がっているが、その中のひとつが同地区のライバルでもあるアストロズだ。しかし、地元紙のスポーツライターは「本気でトレードの交渉に入るということにおいて、私は現在もすこぶる懐疑的だ」と、見込みは低いと見ているようだ。
地元紙「クロン.com」のマイケル・シャピロ氏は、「ショウヘイ・オオタニのトレードはアストロズにとって道理にかなうものではない」とし、その理由を説明している。まずは、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の有望株ランキングのトップ100に入っている有望株が、ひとりもいないことだ。つまり、主力とのトレードが有力視される。
具体的な例としては、今季の球宴にも出場したカイル・タッカー外野手とのトレードを挙げている。しかし、「このシナリオは、FAまで残り数年間チームが保有できる権利があるのに、そのエリートな外野手を放出することになる」と、大谷の半年のために年俸が安い若手のタッカーを放出するのはもったいないと指摘している。
アストロズは、首位のレンジャーズを4.5ゲーム差で追っている。「アストロズファンよ、私にも気持ちはわかる。現在は7月だし、2023年のアストロズは期待に見合った活躍をしていない」と、同記者は理解を示しながらも大谷の獲得には否定的。「ワールドシリーズに再び到達するための道は、メガスターを獲得することで開けるわけではない」と言い切っている。
(Full-Count編集部)