ダルビッシュ、苦手打者封じた“舞台裏” 6回7K無失点で7勝目「こっちから攻撃ができた」

ブルージェイズ戦に登板したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ブルージェイズ戦に登板したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

日米通算200勝まであと5勝と迫る

■パドレス 2ー0 ブルージェイズ(日本時間20日・トロント)

 パドレスのダルビッシュ有投手は、19日(日本時間20日)に敵地で行われたブルージェイズ戦に先発。6回4安打無失点の好投で、今季7勝目(6敗)を挙げた。「球種をかえたりスピードをかえたりして、いい感じでこっちから攻撃ができたと思います」と語った。

 初回のピンチをしのいだのが大きかった。先頭打者から内野安打と四球で無死一、二塁とするも、3番のベルトと4番のゲレーロJr.を連続で見逃し三振に仕留めた。その後2死満塁となったが、無失点で切り抜けた。「特にベルトはよく打たれているので、速いカッターを使っていったり、それがすごく良かったので大きかったです」と振り返った。

 ブルペンの投球練習から好調を実感していたという右腕は、その後も走者を出しながら粘り強く100球で6回を投げきった。長打は許さず、7奪三振の力投。好打者が並ぶブルージェイズ打線を敵地で零封し、今季7度目のクオリティスタートをクリアした。

 これで後半戦は自身2連勝で、日米通算200勝まであと5勝と迫った。メルビン監督は「序盤に走者を背負ったが、無失点で切り抜けた。前日のジョー(マスグローブ)と似たような投球内容を示した。先発陣がようやく昨年のいいときの状態に戻ってきたのは大きい」と納得顔。一時の体調不良から復調を示しているベテラン右腕の存在感は、プレーオフ争いの生き残りを懸けるチームでさらに増しそうだ。

(Full-Count編集部)

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