春の東京王者・帝京が5回戦敗退 12年ぶり甲子園ならず…9回に怒涛の反撃も無念の涙

岩倉に敗れ涙する帝京ナイン【写真:小林靖】
岩倉に敗れ涙する帝京ナイン【写真:小林靖】

9回1点差に迫りなお一、二塁の好機…わずかに及ばず

 第105回全国高校野球選手権の東東京大会が21日、神宮球場などで行われ、今春の都大会を制した帝京が5-6で岩倉に敗れた。2011年夏以来、12年ぶりの甲子園出場はならなかった。

 帝京は1回から3回まで1点ずつを失いリードを許した。6回にさらに2失点し0-5。その裏3点を返したものの、8回にはプロ注目の高橋蒼人投手(3年)がソロ本塁打を浴び突き放された。9回には2点を返して1点差。なお2死一、二塁の好機をつくったもののわずかに及ばなかった。今大会は3回戦から登場、郁文館に8-4、開成に13-3で勝利したものの、5回戦敗退となった。

 今春は決勝で関東第一を7-3で下して10年ぶりに都大会を制し、関東大会へ進出。2回戦で選抜優勝の山梨学院を9-8で下した。準々決勝で健大高崎に0-2で敗れていた。

 帝京は夏12回(優勝2回)、春14回(優勝1回)の甲子園出場を誇る。2020年、コロナ禍のもとで行われたいわゆる“独自大会”の東東京大会では、決勝で関東第一を3-2で下したものの、甲子園の開催がなかった。2021年の夏には前田三夫監督が退任し、金田優哉監督が指揮を執って2年目。

【実際の様子】追い上げ及ばず敗戦、涙の帝京ナイン、勝った岩倉は歓喜…試合終了の瞬間

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