藤浪晋太郎は「素晴らしい球持ってる」 新天地の監督が期待「救援でインパクトを」
上原浩治氏に続くオリオールズ2人目の日本出身選手となった
オリオールズのブランドン・ハイド監督が20日(日本時間21日)、アスレチックスからトレードで獲得した藤浪晋太郎投手に期待を寄せた。オリオールズの地元放送局「MASN」電子版によれば、「ビデオを見れば、素晴らしい球を持っていることがわかる」「ここ数週間から1か月の間は、ブルペンで素晴らしい投球をしてきた」などと称賛した。
藤浪は今季34試合に登板して5勝8敗、防御率8.57。開幕ローテーション入りするも4先発で4敗、防御率14.40と苦しみ、4月25日(同26日)から救援に配置転換となった。7月は2勝1敗、防御率2.25の安定感で、11登板連続で無四球と、課題の制球面も安定。7月19日(同20日)のレッドソックス戦後に、トレードが発表されていた。上原浩治氏(2009年~11年)に続く、オリオールズ史上、2人目の日本出身選手となった。
ハイド監督は「常に戦力のアップグレードを目指し、ロースターの強化を探求すべきだ。彼はリリーフとしてインパクトを与えてくれる投手になるだろう」と話した。
地区優勝、そしてポストシーズン争いの真っ只中にあるチームは、守護神フェリックス・バティスタやイェニエル・カノなど勝利の方程式は盤石。藤浪について、リリーフで起用するということ以外、まだ詳しい起用法は決まっていないそうで「実際に会って話して少し投げてもらうまで、彼をどのように起用するか、急いで決めるつもりはないよ」と説明していた。
(Full-Count編集部)