あわや大惨事…手と手の間で“命懸けバント” 打者は吹っ飛ぶ「犠牲になるところだった」
オリオールズのマッキャンが“命懸け”のバントを決める
■オリオールズ 6ー5 レイズ(日本時間23日・セントピーターズバーグ)
オリオールズのジェームズ・マッキャン捕手は、22日(日本時間23日)のレイズ戦で珍しい方法でバントを決めた。バットを引けば死球となりそうなボールを、避けながらもなんとかグラウンドに転がし、「尋常じゃない」「最もクレイジーなバントかも」と注目を集めている。
同点の9回、無死一塁から初球に送りバントを試みるも、投手フェアバンクスのボールは体目掛けて一直線。顔付近に迫る98.6マイル(約158.7キロ)の一投に対し、バントの構えのマッキャンは身をすくめるもバットだけは引かず。グリップ部分でボールを転がすとバントは見事成功し、決勝点に繋がった。
あわや死球という危険なボールだったが、バットのグリップ側で打球を転がすという“珍バント”が生まれた。米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」はツイッターで、「犠牲(バント)があと少しで、人が犠牲になるところだった」と投稿。ファンからは「チームのために精一杯プレーする」「仕事人マッキャン」「チームために身を粉にした。リスペクト!」「マジかよ」などとコメントが寄せられている。