学法石川、24年ぶり甲子園まであと一歩も涙 監督は仙台育英時代の2017年以来の聖地ならず

福島大会決勝で学法石川が聖光学院に敗れた
福島大会決勝で学法石川が聖光学院に敗れた

昨夏の甲子園4強の聖光学院に延長タイブレークの末敗れる

 第105回全国高校野球選手権の福島大会は25日、県営あづま球場で決勝戦が行われ、24年ぶりの夏の甲子園を目指した学法石川が、聖光学院に延長タイブレークの末に10-11で敗れ、10度目の出場にあと1歩届かなかった。

 序盤から毎回得点で5点のリードを奪い、試合を優位に進めた学法石川は、6回に4点のビッグイニングを作られ一時は逆転されたものの、8回に内田光亮捕手が左翼席へ同点のソロ本塁打。タイブレークに入った延長10回に押し出し四球と安打で4点を勝ち越したものの、その裏5点を奪われ逆転を許した。昨秋県大会は決勝、今春は準決勝で僅差で敗れていたライバルに、雪辱を果たすまであとわずかだったが、1999年以来となる夏出場はならなかった。

 2018年秋から学法石川を率いる佐々木順一朗監督は、仙台育英監督時代に春6回、夏13回の甲子園出場を誇る。佐藤世那(のちオリックス)らを擁した2015年夏には決勝戦まで駒を進め、東海大相模(神奈川)に敗れたものの、深紅の大優勝旗の「白河の関越え」にあと1歩と迫った。監督にとって2017年夏以来の甲子園が目の前だったが、無念の涙となった。

(Full-Count編集部)

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