清宮はメモリアル、おかわり君はまさかの“珍行動”…パ前半戦を彩ったサヨナラ打
サヨナラ弾のオリ紅林、中嶋監督からも手荒い祝福
3月30日に新球場エスコンフィールドで開幕したパ・リーグ公式戦。オールスターブレークを挟んで後半戦へ突入した。シーズン再開にあたり、「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルでは「2023年前半戦歓喜のサヨナラ勝ち特集【Supported by 三和シヤッター】」と題し、パ6球団のサヨナラゲーム22試合を総まとめ。歓喜のシーンの数々を振り返る。
今季初のサヨナラ試合は、4月1日の日本ハム-楽天戦。日本ハムは3-3の延長10回、4番・野村佑希内野手が二塁打を放つと、続く清宮幸太郎内野手が右中間へ弾き返し、代走・福田光輝内野手はそれをかわしてヘッドスライディングでホームイン。日本ハムにとって、エスコンフィールドでの公式戦初勝利を劇的な形で飾った。
5月24日のオリックス-楽天戦では、オリックスの21歳・紅林弘太郎内野手の一振りで試合が決まった。1点を追う9回1死一塁で浮いた変化球を逃さず振り抜くと、打球は大きな弧を描きレフトスタンド上段へ。チームメートだけでなく、中嶋聡監督からも手荒い祝福を受けた。
サヨナラ勝利で感情あふれる選手たち。ヒーローを中心に輪ができる、ヒーローに水をかけて喜ぶといったところが王道だが、試合展開や選手によって変わり種も。
前半戦最後のサヨナラゲームとなった7月15日の西武-日本ハム戦。0-0の9回1死二塁から西武・中村剛也内野手がセンターオーバーのサヨナラ二塁打を放ち、緊迫した試合をものにした。打った中村は勝負が決まったあともスピードを緩めず、水を持つチームメートをかわすように駆け抜けた。
シーズン後半戦も劇的展開に期待しながら、ゲームセットまで見届けてほしい。