ファンへ最大の“誠意”は大谷翔平獲り 大躍進の弱小球団に海外メディアが「指令」
カナダメディアは5対2のトレードでオリオールズ入りを提言
エンゼルスの大谷翔平投手のトレードはあるのか――。カナダメディア「ザ・スコア」は、「トレード期限を迎える前に我々がみたいと思う5つのトレード」として、藤浪晋太郎投手が加入したオリオールズを“激推し”した。
提案では、オリオールズのヘストン・カースタッド外野手、ジョーダン・ウエストバーグ内野手、ジョーイ・オルティス内野手、ケード・ポビッチ投手と、エンゼルスの大谷、マット・ムーア投手の交換になる。
「オオタニの対価を予測するのは信じられないほど困難なことだ。二刀流のスーパースターを獲得することは、明らかに大きなメリットがある。ローテーションの上位を任せる投手だけでなく、中軸を担うエリートな打者を得るということだからだ」と改めて大きな価値を強調。「オオタニが(トレード期限後の)残りのシーズンで約1000万ドル(約14億円)を得ることを考慮すると、レンタル移籍となる可能性がある選手に対して、(トレードされる場合に獲得する球団が)どれだけの犠牲を進んで払うかについては、不明な状況だ」とみる。
オリオールズは、MLBで既にプレーしている若手の選手を豊富に抱えており、マイナーにも「魅力的な有望株」が揃っているとしている。米スポーツ局「ESPN」でレポーターを務めるバスター・オルニー氏の報道を引用し、オリオールズはトレード期限で、多くの対価が必要な大型のトレードはせず、野手を出して投手を補強する狙いがあると、ライバル球団の幹部が発言したことを報じた。
2017年以降、オリオールズはア・リーグ東地区で最下位が4度で100敗以上も3度と、低迷が続いていた。だからこそ、球団が再建に費やしてきた時間を考慮すると「2か月のレンタル移籍となる状況のために、(有望株ら)球団の重要な戦力を手放すのはギャンブルになるだろう」とも記事では指摘している。しかし「大物獲りへ動く時は来た。オオタニ以上の大物は存在しない。オオタニと、他にチームを支える補足的な選手を加えることで、オリオールズがペナントレースで勝利を手に出来ない理由はない。若い選手や長年つらい思いをしてきたファンたちに対して、(大谷を獲得することで)チームが100%勝利に全力を注いでいるというメッセージになるだろう」と言い切った。
(Full-Count編集部)