大谷翔平の「より信じられない1日」　完封→2打席連発に米放送局絶叫「また打った！」

地元放送局も放心状態「この男は被安打1の完封勝利を収めたのです」

■タイガース ー エンゼルス（日本時間28日・デトロイト・Wヘッダー第2試合）

　エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第2試合に「2番・指名打者」で先発出場し、4回の第3打席で2打席連発となる38号ソロを放った。2回の第2打席では37号2ランを放ったばかりで、しかも第1試合では先発登板して完封。エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」は大混乱で、実況のマット・バスガージアン氏は「信じられない1日が、より信じられない1日になってしまいました。ショウヘイ・ショーです」とまくし立てた。

　驚きは、どこまで更新できるのか。第1試合で9回計111球で8奪三振1安打を快投を見せたわずか45分後に始まった第2試合。2回2死一塁で3試合ぶりとなる37号2ランを逆方向に叩き込んでも、まだ二刀流は物足りなかった。4回2死の第3打席では、バックスクリーン右に飛距離435フィート（約132.6メートル）の完璧ソロ。ダイヤモンドを一周する際に左腰付近を気にする仕草を見せたものの、完全なるひとり舞台だった。

　バスガージアン氏は「また打った！　とんで行け！　オオタニがまたやってのけた！」と大興奮の実況。解説を務めるマーク・グビザ氏は、腰付近を抑える大谷を心配しつつも「信じられません。連発ですよ。この男は被安打1の完封勝利を収めたのです」と唸った。

　放送席はしばらく放心状態だったようで、中継のCM後もグビザ氏は「打球速度107.6マイル（約173.2キロ）を打つには、どういうバットスピードが必要なのでしょうか？」とポツリ。バスガージアン氏は「そしてスタンド最深部に打ち込みました」と振り返っていた。

（Full-Count編集部）