大谷翔平、完封&2HRは52年ぶり大偉業 “歴史的な1日”にMLB公式も衝撃
被安打1以下で完投・完封&2本塁打の同時達成は1971年以来2人目
■エンゼルス 6ー0 タイガース(日本時間28日・デトロイト・Wヘッダー第1試合)
■エンゼルス 11ー4 タイガース(日本時間28日・デトロイト・Wヘッダー第2試合)
エンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、歴史的な1日を駆け抜けた。敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー。第1試合でメジャー初完投・初完封をマークすると、第2試合ではキング独走の37号2ラン、38号ソロと2打席連発。歴史的な躍動をMLB公式サイトもトップで「エンゼルスが大勝したダブルヘッダーで比類なきショウへイ・オオタニが長く歴史に残るプレーを見せた」と伝えた。
もはや不可能はないのかもしれない。MLB公式も読者に問いかけるように「あなたが彼(大谷)にはできないだろうと思うことがあったとしても、多分それは間違っているということを証明してきた」と強調。怒涛の1日を驚きとともに振り返った。
第1試合は9回111球を投げて8奪三振1安打の快投。試合後にはメディアに対応し、着替えて第2試合へ。完封からわずか1時間20分後、2回の第2打席で左翼方向に衝撃のアーチをかけた。さらに続く4回には右中間へ38号ソロを放ってみせた。
MLB公式によると、被安打1以下の完投・完封をマークした同日に2本塁打を放ったのは、1900年以降では1971年6月23日(同24日)のリック・ワイズに次ぐ2人目。実に52年ぶりの記録を、ダブルヘッダーで成し遂げた。
記事では、敵軍であるタイガースのAJ・ヒンチ監督が語った言葉を引用。「彼の唯一無二ぶりは世界中の敬意(を集める)に値する」。さらに、エンゼルスのフィル・ネビン監督が第1試合の後に「彼は今日また別の段階に入ったと思った」とつぶやいたことも紹介。その言葉通り、誰も追いつけない領域を進み続けている。
(Full-Count編集部)