大谷翔平と身長トーク 牛乳で作った198cm…エ軍の“PO請負人”は「でかっ」
ジオリトは大谷と同じ1994年生まれ「思いやりのあるナイスガイだと知っている」
エンゼルスのポストシーズン請負人として期待されるのがホワイトソックスからトレード移籍したルーカス・ジオリト投手だ。移籍後初登板となった28日(日本時間29日)の敵地・ブルージェイズ戦では6回途中6安打3失点。移籍後初黒星を喫したが、きっちり試合を作った。新天地デビューから一夜明け、大谷翔平投手との初共闘を喜んだ。
「オオタニと対戦する必要がなくて嬉しかったよ。これまで長い間、尊敬してきた。投打でやってきたことはアンビリーバブル。打っても投げても非常にエリートなレベル。同僚になることができて、本当に本当にハッピーだ。味方として日々プレーを見られるんだからね」
ジオリトが先発した28日(同29日)の試合で、大谷は初回に右越え39号ソロ。登板前でベンチに座っていた右腕は、うれしそうな表情を浮かべていた。
「ここに来たばかりなのに、いきなり『はい、どうぞ』って感じだったね。一昨日1安打完封勝利を飾って、その次の試合で2本塁打を打った後だったこともあって、本当にエキサイティングだったよ」
大谷が見せた初完封9勝目からの2打席連発。伝説のダブルヘッダーの日は、シカゴで荷造り中だった。
「トレードが決まったばかりで、すごく忙しかった。(試合は)後でハイライトは見ることができた。アメージングなことをやり続けている。なんというか『次は何をやってくれるんだろう』って感じだよ。クレイジーだよね。素晴らしいね」
エンゼルス6年目の大谷は、今やトラウトに次ぐ古株。新たにチームメートとなった選手たちとは自ら積極的に交流を図る。ジオリトと交流した際のテーマは「身長」だった。身長193センチある大谷だが、ジオリトはさらに大きい198センチ。大谷も「でかっ」と反応していた。
「『6.5フィートくらいあるの?』と聞かれて『6.6フィートなんだ』て答えたよ。そしたら『ワォ、そんなに高いなんて知らなかった』って感じだったね(笑)。なぜ大きいかって? たぶん遺伝的なものじゃないかな。父も母も背が高いからね。牛乳をたくさん飲んでいたからね(笑)」
チーム合流からまだ2日。若手有望株を放出したチームは今季のポストシーズン進出にかけている。
「自己紹介をして、チームにいるうちにオオタニのことや残りのチームの選手たちのことを知っていきたいね。思いやりのあるナイスガイだと僕は知っている。仲良くなると思うよ」
大谷と同じ1994年生まれで、事務所も同じCAAスポーツだ。悲願のポストシーズン進出へ、通算59勝右腕の躍動に期待したい。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)