105年前の記録を“3.5倍”にして塗り替える大谷翔平 記録の専門家も手に負えぬ1日

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式のサラ・ラングス記者「色々調べていて至福の状態でした」

 エンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)に演じた歴史的なダブルヘッダーは、記録の観点からも大きな意味をもたらした。MLBネットワークの番組「MLBナウ」では、MLB公式サイトで数々の記録を紹介しているサラ・ラングス記者が出演。敵地でのタイガース戦の第1試合で大谷が完封した時点で「色々調べていて至福の状態でした」と語った。

 9回計111球を投げ、8奪三振1安打無失点の快投。それだけにとどまらず、45分後に始まった第2試合では37号2ラン、38号ソロと2打席連発の躍動だった。ラングス記者は「彼は野球史上初めてダブルヘッダーの片方で完封試合をやってのけ、もう片方の試合で本塁打を放った選手になったのです。このケースで2本どころか、1本打った選手さえこれまでいなかった」と強調する。

 1日で完封と本塁打を記録した5人目の選手になったというが「この5人のうち、彼(大谷)以外は1試合でやってのけた。ショウへイ・オオタニは片方の試合で完封、そしてもう片方の試合でHRを打つという、誰もやっていないことを成し遂げたんです。とにかくすごいことです」とも。史上初の選手となった希少さを繰り返し説いた。

 シーズンで完封をした投手の最多本塁打記録は、1918年にベーブ・ルースが記録した11本。大谷はここまで39本塁打で、実に3.5倍。ラングス記者は“至福”の理由として「これまでの誰よりも打っているからです。とてつもないことです」と改めて目を見張った。

(Full-Count編集部)

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