大谷翔平“残留”で生まれたトレードの嵐 米メディアが最高評価するエ軍の戦力補強

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平の“残留”が決定で、評価される戦力補強

 去就が注目されていたエンゼルスの大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、今季のトレード期限を迎え、残留することが正式に決まった。“スーパースター”を手放さなかったことや、例年はトレード市場で売り手に回っていたが、今季は買い手となったことで、米メディア「CBSスポーツ」のRJ・アンダーソン記者から戦力補強の「A評価」を受けた。

 2014年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスは野手陣ではエスコバー、ムスタカス、クロン、グリチックを獲得。投手では先発ジオリト、救援ロペスら計7選手を獲得した。アンダーソン記者は「オオタニをキープすると決心したことで、エンゼルスは買い手モードに入った。そのアプローチもあり、ジオリト、ロペス、クロン、グリチックらを手に入れた」と説明した。

“本気”でポストシーズン進出を目指すエンゼルス。アンダーソン記者は“仮説”も立て「もし大谷が(FAで)退団となれば、エンゼルスはどのみちリセットする必要がある。だから、賭けに出てみようではないかというわけだ」と推測する。

 アンダーソン記者は30球団の“戦力補強”評価をつけた。エンゼルスの他にA評価をつけたのは、ダイヤモンドバックス、ホワイトソックス、メッツ、カージナルス、レンジャーズの計6球団。レンジャーズについては、メッツからマックス・シャーザー投手とカージナルスからジョーダン・モンゴメリー投手の「平均以上の先発投手」2人を手に入れたことや、モンゴメリーと共にトレード加入となったクリス・ストラットン投手については「便利な救援投手になる可能性がある」と評価した。

 ア・リーグ西地区は首位のレンジャーズを0.5ゲーム差でアストロズが追う展開だが、アンダーソン記者は今回の補強で「(レンジャーズの)クリス・ヤングGMの策略は確かに(逃げ切る)可能性を高めた」とした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY