大谷翔平「出た方が勝つ確率高い」 緊急降板も40号「迷惑かかるなら出ない」…一問一答

試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

次回登板は「今まで通りのスケジュールで努めたい」

■マリナーズ 5ー3 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場したが、右手のけいれんのため4回59球を投げ3安打無失点で緊急降板した。打者としてはフル出場してメジャー一番乗りとなる40号を放つなど2打数2安打2四球。しかしチームは9回に満塁弾を浴びて敗れた。試合後の一問一答は以下の通り。

――指のけいれんでも出場を続けた。
「中で振ってみて決めました」

――今回はどれくらい心配しているか。
「指というよりも最近よくつっているので、今日ももう1イニング2イニング様子見ながらいこうと思って、もしかしたらいけたかも分からないですけど、大事な試合ですし、0-0で1点を争うゲームだったので投げる選択の方が迷惑がかかるんじゃないかなと」

――次の登板については。
「チームが決めること。今まで通りのスケジュールで努めたいですし、そこはこれからチームの状況にもよるのでそこは分からない」

――指全体か。箇所は。
「中指ですね。よく投手はつる場所ですね」

――今日の負けはチームに痛いですがダメージはどれくらいか。
「もちろん100球近く投げてなるべく負担を減らしたい試合ではありましたし、結果的に最後逆転されて負けている。もう終わったことは切り替えるしかないですし、明日に向けて切り替えていきたいです」

――シーズン前にWBCを味わってきたが、今短期決戦のような感覚の試合になっているか。
「まだまだ十分狙えるポジションですし、1試合1試合がそういうゲームに匹敵するくらい大事な試合だと思うので、終わったことは切り替えて明日から頑張りたいなと思います」

打者として右手の影響は「ないという判断で出た」

――最近よくつっているが、休みを挟んだ方がいいとか考えはあるか。
「もちろん相談して決めたことではありますけど、皆いっぱいいっぱいな状態でプレーしていますし、休むような試合と言ったらあれですけど、そういう試合はないと思うので、できるなら1試合1試合、全部出たいなと思います」

――40号の打席での気持ちは。
「追加点を取ることですね。2-1の状況だったので、3-1になるかは大きな違いですし、必ずしも本塁打じゃなくてもいいと思いますけど四球でもプラスになる打席にしたいなと思いました。」

――右手の影響はなかったか。
「ないという判断で出たので、もちろん迷惑かかるような状況だったら出ないですし、出た方がチームが勝つ確率が高いんじゃないかなという判断です」

――異変はいつから。
「4回の表ですかね。投球練習ですかね。(試合前?)むしろ調子よかったと思うので、出力も高かったですし、むしろそのせいでといったらあれですけど、ああいう形になっているのかなとは思うので、1試合1試合、1イニング1イニングをゼロで抑えたいという気持ちでいっていますし、その結果長いイニングを投げられないのは計算ミスではありますけど、そういう余裕はなかったかなと思いますね」

――けいれんの原因は。
「1番は疲労じゃないかなとは思います。それは単純に連戦というのもありますし、移動が含まれてそういうところもあると思いますけど、できる限りの体調管理はしているので、その中で出られるという判断ではあったので、結果的にこういう形になってしまって申し訳ないなと言う感じです」

――指のけいれんはこれまでもあったか。
「指と軸足はよくなる箇所じゃないかなとは思う。そういう箇所ではあると思います」

――疲労がある中で2021年より本塁打ペースが多いことに手応えは。
「本塁打に限らずまずはしっかりした打席、ムキにならずにというか、今日もコーナーのボールに対してしっかり反応しながら見送れているので、いつでも打つ準備をしながら、入ってきたときにしっかり自分のスイングができる準備をしたいなと思います」

(Full-Count編集部)

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