壮絶な殴り合い…大乱闘に不満爆発 “フック炸裂”の210発男は痛烈批判「無礼だ」
ラミレスとアンダーソンが二塁ベース上で口論から殴り合いの大乱闘に
■Wソックス 7ー4 ガーディアンズ(日本時間6日・クリーブランド)
5日(日本時間6日)に行われたガーディアンズ-ホワイトソックス戦で、両軍殴り合いの大乱闘が起き、計6人が退場となった。二塁ベース上でホセ・ラミレスとティム・アンダーソンが激しく口論したことが発端となったが、ラミレスは試合後「彼は試合に対して敬意を欠いている」などと話した。
5点のリードを許したガーディアンズの6回の攻撃で、1死二塁からラミレスは右翼線を抜けた打球で二塁に滑り込んだ。その際、遊撃手・アンダーソンの両足の間に勢いよくヘッドスライディング。起き上がったラミレスとアンダーソンが口論となり、殴り合いが始まった。
ガーディアンズの地元放送局「バリースポーツ・クリーブランド」が公開したインタビューで、通算210発のラミレスは「昨日の試合のことではなく、それ以前からそういう部分があった。試合中、彼に対して『そういうことはやめろ』と伝える機会があった。『無礼だぞ。(走者に対して)そういう風にタッチするな』とね。(乱闘になる発端のプレーで)彼が必要以上に激しくタッチしてきた後、彼は『殴り合いをしたい』というようなリアクションだったから、僕は自分自身を守る必要があった」と説明した。
MLB公式によれば、前日に“伏線”があったという。4日(同5日)の同戦の4回、ガーディアンズのロシオが二塁に滑り込んだ際、アンダーソンがタッチしたプレーでリプレー検証の結果、アウトに。これにガーディアンズのフランコーナ監督が抗議して退場になった。指揮官はこの日の試合後の会見で、試合中にアンダーソンがガーディアンズの一塁手ガブリエル・エリアスに対して試合中ずっと何か叫んでいたと言及した。
ガーディアンズからはフランコーナ監督、ラミレス、エマヌエル・クラセ投手、マイク・サーボー三塁コーチ、ホワイトソックスからはペドロ・グリフォル監督、アンダーソンの計6人が退場に。何とも後味の悪い試合となった。
(Full-Count編集部)