仙台育英、19得点大勝で初戦突破 浦和学院を下す…両チーム計37安打28得点の壮絶乱打戦

仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】
仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】

仙台育英は3回に尾形、湯田のバッテリーが2者連続本塁打

 第105回全国高校野球選手権が6日に開幕し、第3試合では昨年の優勝校・仙台育英(宮城)が15-9で浦和学院(埼玉)を下し初戦を突破した。3回には尾形樹人捕手(3年)と湯田統真投手(3年)の2者連続本塁打が飛び出すなど、19安打19得点の猛攻で夏連覇に向け好発進を見せた。

 仙台育英は初回2死二、三塁の好機で5番・斎藤敏哉(3年)が一塁強襲適時打で2点を先制。さらに続く鈴木拓斗外野手(2年)、尾形の連続適時打で一挙4点を奪った。3回には尾形の2ラン、湯田のソロなどで5点を加え、リードを広げた。

 その後も攻撃の手を緩めず5回には9番・住石孝雄内野手(3年)の右前適時打、6回には相手失策に3安打を絡め一挙5得点と大量リードする展開に。投げては先発の湯田が5回途中8安打4失点で降板も、2番手で登板した背番号「1」の高橋煌稀投手(3年)、3番手の仁田陽翔投手(3年)が浦和学院打線の反撃を封じた。

 浦和学院も18安打を放って最後まで粘りを見せたが、序盤の失点が重くのしかかった。埼玉大会中に亡くなった同校OBでコーチの三浦貴さんに白星を届けることはできなかったが、昨年の覇者を相手に最後まで諦めることはなかった。

(Full-Count編集部)

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