藤浪晋太郎、最速165キロで“史上初快挙”　剛球コンビに米衝撃…球団記録の上位席巻

「複数投手が同じ試合で101マイル以上の球で最低1回以上の三振を奪った」

■オリオールズ 2ー0 メッツ（日本時間7日・ボルティモア）

　オリオールズの藤浪晋太郎投手と、守護神のフェリックス・バティスタ投手が史上初の快挙を達成した。藤浪は6日（日本時間7日）、本拠地で行われたメッツ戦に救援登板。1回を3者凡退に抑え、日本投手最速となる102.6マイル（約165.1キロ）も記録した。バティスタも101.9マイル（約164キロ）をマークし、2人揃って101マイルを超えた。

　2点リードの8回に4番手としてマウンドに上がった。先頭のアロンソを内角高めへのカッターで見逃し三振に斬ると、続くスチュワートはすべて直球で空振り三振。最後は102.6マイルで2者連続の3球三振だった。ナルバエスは遊飛に打ち取りガッツポーズ。わずか9球の好救援に本拠地は大歓声だった。9回はバティスタが無失点に抑え、4連勝を飾った。

　MLB公式のサラ・ラングス記者は、「フジナミが8回に102.6マイルの球、バティスタが9回に101.9マイルの球で三振を奪った。複数人の投手が同じ試合で101マイル（約162.5キロ）以上の球で最低1回以上の三振を奪ったのは、ピッチトラックを計測し始めた2008年以降、史上初の出来事だ」と、自身のツイッターに投稿した。

　また、「ピッチトラックを計測し始めた2008年以降、オリオールズの選手が奪った最速の三振」と上位3つの記録を紹介。バティスタが過去にマークした103.3マイル（約166.2キロ）、102.9マイル（約165.6キロ）に続き、藤浪の102.6マイル（約165.1キロ）は歴代3位となっている。メジャーでも屈指の剛球コンビに注目が集まっている。

（Full-Count編集部）