吉田正尚vs22歳新星…新人王争い“一騎討ち”か 最有力ライバルが骨折の悲劇
レンジャーズのヤングが、左手に強烈なライナーを受けて親指を骨折した
レッドソックスの吉田正尚外野手が絡む新人王争いで、悲劇が起こった。最有力と見られていたレンジャーズのジョシュ・ヤング内野手が、左手の親指を骨折。離脱は避けられない状況だ。では、今後どのような争いになっていくのだろうか。ライバルたちを見ていきたい。
ア・リーグ西地区首位を走るレンジャーズの原動力になっていたヤングは、今季ここまで109試合に出場し、打率.274、22本塁打、OPS.812の成績。米スポーツ局「ESPN」が算出したWARは「2.3」だった。しかし、6日(日本時間7日)に行われたマーリンズ戦の三塁守備で、左手に強烈なライナーを受けていた。
一方の吉田は、98試合に出場して打率.306、12本塁打、8盗塁、OPS.847と打撃では文句なしだ。守備ではWARを稼げておらず「1.7」にとどまっているが、首位打者のタイトルを獲得できれば最有力になりそうだ。対抗馬は、オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手。打率.243、19本塁打、OPS.808だが、WARでは「3.4」とリードしている。
投手を見ると、アストロズのJP・フランス投手が、16試合に登板(15先発)して8勝3敗、防御率2.75と奮闘している。WAR「2.3」を稼いでおり、ダークホースになってきそうだ。ヤングも復帰時期次第では、まだまだ可能性はゼロではなさそうだ。シーズン終盤、地区優勝、ポストシーズン進出争いだけではなく、新人王争いにも注目だ。
(Full-Count編集部)