大谷翔平「休みが必要なら休むことも」　休養日に言及…真夏の連戦で隠せない疲労感

ジャイアンツ戦で10勝目を挙げ、史上初の2年連続「2桁勝利＆2桁本塁打」を達成

■エンゼルス 4ー1 ジャイアンツ（日本時間10日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、本拠地・ジャイアンツ戦で今季10勝目を挙げた。史上初の2年連続「2桁勝利＆2桁本塁打」を達成したが、試合後の取材では笑顔なし。「休みが必要なら、休むことも仕事として大事になるかと思います」。休養日についても言及した。

　この日、「2番・投手」で先発出場し、6回3安打1失点（自責0）と好投。しかし、終始険しい表情を見せ、1点ビハインドの6回無死一塁、ピーダーソンへの投球中に足を滑らせ、腰を叩く仕草を見せた。本人は「何か問題があったかの確認と息を整える時間」と話していたが、フィル・ネビン監督とトレーナーが心配そうにマウンドに詰め寄った。

　雨天での試合中止を挟んだが、16日間で16試合を消化。「疲労はみんなピークぐらいじゃないかなと思うので。連戦の最後でもありますし、また明日休みを挟んでどんな感じになるのか」。試合後の表情に疲労が見られた。

　チームは主力のアンソニー・レンドン内野手、マイク・トラウト外野手らが怪我で負傷者リスト（IL）に入っている。11日（同12日）からは敵地でアストロズ、レンジャーズとの6連戦。大逆転のプレーオフへ、これ以上の離脱は何としても避けなければいけない。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）