大谷翔平、2年連続ダブル2桁を指揮官称賛「とても良かった」 休みなしで「いい投球」
ネビン監督「ガソリンが切れかけていたけど、いい投球をしてくれた」
■エンゼルス 4ー1 ジャイアンツ(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・ジャイアンツ戦で今季10勝目を挙げ、史上初の2年連続「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。「2番・投手」で投打同時出場し、6回5奪三振3安打1失点と好投。大型連戦の最終戦を白星で飾り、フィル・ネビン監督は「ガソリンが切れかけていたけど、いい投球をしてくれた」と称えた。
2回にクロフォードの中犠飛で先取点を献上したが、3回2死一、三塁をゼロに。4回以降は安打を許さず、打線が6回に奮起して逆転。6回5奪三振3四球、3安打1失点(自責0)。ネビン監督は「2回は30球になってしまったけど、とても良かったと思う。彼も打者なので疲れている。16日間で16試合をやっているからね」と労った。6回にマウンドを訪れたことについては「足首をひねったと思ったけど、身体的には問題なかった。でも疲れている。明日は休みだ」と語った。
大谷は6回を投げ終わった後に、納得いかない様子を見せた。「もしかしたら、私に怒っていたかもしれない(笑)」と話し、報道陣の笑いを誘った。「おそらく疲労を感じていたから自分自身に不満を感じていたと思う。投球が思い通りにいかなければ、不満を感じるだろう。この試合は彼のものだ。1失点に抑える、本当に素晴らしいピッチングを披露してくれた」と語った。
15勝&34本塁打をマークした昨季に続いて2年連続の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。ベーブ・ルースも1918年の1度しか出来なかった偉業を史上初めて2度クリアしてみせた。また、40本塁打以上を打った選手の10勝は史上初めてだ。チームは2連勝で借金完済。ワイルドカード進出圏内へは7ゲーム差のままだ。
(Full-Count編集部)