“甲子園6発男”は打率.091で抹消…復活の新人王&成長見せる大砲 2017年ドラ1の今
鷹入団の右腕はすでに現役引退…2017年のドラフト
DeNAの東克樹投手は、今季ここまで16試合に先発し、9勝2敗、防御率2.19と好成績をマークしている。2017年ドラフト1位で入団し、1年目の2018年には11勝をマーク。新人王に輝くも、その後は肘の手術もあって4年間で6勝にとどまっていた。同年のドラフトでは、甲子園のスターや、3冠王を獲得した選手も生まれている。今回は1位指名で入団した選手の現在地を見ていきたい。
同年の目玉は清宮幸太郎内野手(早稲田実業)だった。7球団が競合して日本ハムに入団。2021年には1軍出場ゼロに終わるなど苦しんだ時期もあったが、昨年18本塁打を放って頭角を現した。今季はここまで9本塁打を放ち、打率は.286をマークして成長を示している。
ヤクルトは外れ1位で村上宗隆内野手を指名。昨年は3冠王に輝く大活躍を見せ、同年の“出世頭”と言ってもいいだろう。今季は序盤苦しんだものの、打率.259、22本塁打64打点と後半戦以降の状態は上向いている。ロッテも同じく外れ1位で安田尚憲内野手を指名。いまだシーズン2桁本塁打には到達していないものの、三塁のレギュラーとしてチームの中軸を担っている。
広島の中村奨成捕手は、広陵(広島)時代に3年夏の甲子園で1大会最多となる6本塁打をマークし、評価を上げた。プロ入り後には外野手にも挑戦。2021年に39試合に出場して2本塁打を放ったが、以降は1軍で結果を残せずにいる。今季は7月22日に1軍登録されるも、8試合に出場し打率.091で、8月7日に抹消となった。
阪神の馬場皐輔投手は、今季中継ぎとして今季13試合に登板して2勝0敗2H、防御率0.66と好投。オリックスが指名した田嶋大樹投手は4勝を挙げているも、5月以降登板がない。
巨人の鍬原拓也投手は育成契約を経て、今季は1軍で5試合に登板。中日の鈴木博志投手は、今季9試合に登板して1勝2敗1H、防御率4.07。楽天の近藤弘樹投手、西武の齊藤大将は、現在育成選手としてプレー(近藤はヤクルトに所属)。ソフトバンクに入団した吉住晴斗投手は2021年オフに2年連続戦力外通告を受け、1軍登板の無いまま現役引退となった。
(Full-Count編集部)