ダルビッシュ、野茂氏の「しゃあないやん」に驚き 「引きずっていた」制球の悩みに助言
野茂氏もスタンドから記録更新を見守る
■オリオールズ 4ー1 パドレス(日本時間15日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に登板。7回4失点で8敗目(8勝)を喫したが、6回には野茂英雄のメジャー通算1918奪三振を超え、日本人選手最多となる通算1919奪三振に到達した。
試合前の時点で1913個だったダルビッシュは、6回に先頭のマウントキャッスルから5個目の三振を奪って日本人最多に並ぶと、ウリアスを高めの直球で空振り三振に仕留めて記録を更新。野茂氏もスタンドから快挙達成を見守っていた。
野茂氏とは2007年頃から親交があったという。2016年からはパドレスの球団アドバイザーも務めており、キャンプなどではアドバイスを受ける機会もあった。
制球に苦しんでいた時期には、メンタル面での助言を受けた。「僕、2019年の最初の方に凄くいっぱいフォアボール出して、イップスみたいになって。去年の途中まで引きずっていたんですよ。試合に入るまでそこが不安で。そういうところをキャンプの時に『ストライクが入らないときにどう考えますか?』って言った時に、(野茂氏から)『そんなんしゃあないやん』って言われたのが印象的です。野茂さん本当に強いなと」と明かした。
「『仕方ない』って言えるのは、この世界ではすごく強いです。僕はそう考えられなかったので」と、大投手の割り切った考えた方に驚いたようだった。
(Full-Count編集部)