楽天が9回2死から大逆転、日本ハムは3連勝 1試合は台風で中止…15日のパ・リーグ

日本ハム・万波中正【画像:パーソル パ・リーグTV】
日本ハム・万波中正【画像:パーソル パ・リーグTV】

万波中正が3安打2打点、終盤の追い上げをしのいだ日本ハムが3連勝

■日本ハム 6ー5 ロッテ(15日・エスコンフィールド)

 15日のパ・リーグは、2試合が行われた。日本ハムがロッテ、楽天が西武にそれぞれ勝利した。京セラドーム大阪で予定されていたオリックス-ソフトバンク戦は、台風7号接近のため中止となった。

 エスコンフィールドで行われた日本ハムとロッテの一戦は、6-5で日本ハムが3連勝を飾った。

 日本ハムは初回、1死一塁からマルティネスの適時二塁打で先制に成功。これにより、マルティネスは5試合連続打点を記録した。直後の2回、加藤貴之が失策などで勝ち越しを許したが、2回に加藤豪将の適時打ですぐさま同点とする。

 加藤貴は5回、藤原恭大に勝ち越し弾を浴びる。しかし5回、2死一、二塁の好機をつくると、万波中正の一打で再び同点に。さらに、野村佑希が四球でつないで満塁とした場面では、上川畑大悟に2点適時打が飛び出した。

 7回に1点ずつを取り合い、2点差のまま迎えた9回には、田中正義がマウンドへ。代打・角中勝也の7号ソロで1点差に詰め寄られるも、そのままリードを守り切り、6-5で試合終了。

 日本ハムは、加藤貴が5回2/3を6安打無四死球3失点(自責点1)で今季6勝目。自身2か月ぶりの白星を手にした。敗れたロッテは、西野勇士が5回10安打2四球5失点。打線が終盤に追い上げを見せるも及ばず、連勝は「2」でストップした。

小郷裕哉の逆転タイムリーでシーソーゲームに決着、楽天が接戦を制す

■楽天 5ー3 西武(15日・ベルーナドーム)

 ベルーナドームで行われた西武と楽天の一戦は、5-3で楽天が勝利した。

 打線は2回、先頭の伊藤裕季也が三塁打でチャンスを演出すると、フランコの適時打で先制。援護をもらった先発の早川隆久だったが、2回に2死二塁から適時打を浴びて同点とされた。

 以降は両チームの投手陣が踏ん張り、無得点が続く。早川は5回から3イニング連続で得点圏に走者を背負うも、粘り強い投球で勝ち越し点を与えず、打線の援護を待った。

 すると8回、先頭の小郷裕哉が四球で出塁。2死二塁という得点機で、代打・鈴木大地が打席へ。一、二塁間を抜けていく打球を二塁手がはじくと、小郷が一気に本塁を陥れ、待望の勝ち越し点を挙げた。

 早川は7回95球5安打3四球1失点で降板。8回は渡辺翔太が登板も、1死二塁から連続適時打で2失点を喫した。

 しかし9回、相手守護神・増田達至から2死二、三塁と一打逆転の好機を演出すると、小郷の三塁打で逆転。浅村栄斗にも適時内野安打が生まれ、2点のリードを奪った。

 9回は松井裕樹が3者凡退で締め、試合終了。14安打を放った楽天がシーソーゲームを制した。敗れた西武は、先発のエンスが5回1失点。8回、この日40歳の誕生日を迎えた中村剛也に勝ち越し打が生まれたが、増田が崩れた。

(「パ・リーグ インサイト」吉村穂乃果)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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