大谷翔平ら「先輩たちの思いを背負っている」 佐々木麟太郎、仙台育英との東北対決へ

花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】
花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】

花巻東の注目スラッガー・佐々木麟は智弁学園戦で3安打

 第105回全国高校野球選手権は17日、大会第11日を阪神甲子園球場で行い、第2試合に登場した花巻東(岩手)が智弁学園(奈良)を5-2で下し、2013年大会以来のベスト8進出を決めた。高校通算140本塁打の注目のスラッガー・佐々木麟太郎内野手(3年)は「3番・一塁」で出場し、3安打1打点。本塁打はなかったものの、痛烈な打球を放って勝利に貢献した。メジャーの舞台で活躍する先輩たちの思いも背負い、戦っている。

 佐々木麟は初回に左前打、3回に中前打、6回には中前へ適時打と3安打1打点。クラーク国際(北北海道)との2回戦はノーヒットに終わり、背中の違和感からの回復ぶりが懸念されたが、「自分の元々の動きで打てているのは悪くない」と言う。待望の今夏第1号は出ていないが、「いろんな方から期待されるのはうれしいですが、勝つことが最優先」。チームの勝利が大事だと強調した。

 海の向こうで活躍する、偉大なる先輩たちの思いも心に秘めている。「(菊池)雄星さん、(大谷)翔平さんなど、先輩方の思いを背負って戦っている大会だと思う。1戦1戦、ここからが大事」。準々決勝の相手は同じ東北の仙台育英(宮城)。「自分たちも日本一を狙っているし、刺激になる。同じ東北勢で戦えることは楽しみ。チーム一丸となって勝つことだけを考えてやっていきたい」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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