大谷翔平には「1335億円の価値」 米メディア換算…他を凌駕する高い“生産性”
米スポーツ局「ESPN」が過去3年の記録を元に大谷の“本当の価値”を探った
16日(日本時間17日)の敵地・レンジャーズ戦でア・リーグ独走の42号本塁打を放つなど、投打の二刀流で歴史的活躍を続けているエンゼルス・大谷翔平投手。今オフにはFAとなり各球団の争奪戦が見込まれるが、その二刀流の“本当の価値”を年俸に換算すると、どれくらいの金額になるのだろうか。米メディアが記録を元に換算している。
米スポーツ局「ESPN」が16日(日本時間17日)に公開した記事の中で、ブラッドフォード・ドゥーリトル記者が大谷の“真の価値”を探った。「過去3シーズン、オオタニほど生産性のある選手はいないし、それに近い選手も誰もいない。前例のない能力を備えた二刀流は、『2人の異なる選手』として価値を積み上げることができる」とドゥーリトル氏。実際に過去3年間の、打者としては打率、出塁率、走塁などの記録、投手としては大谷の投げる球種を元にした数値を算出した。
その後WARに変換し、1勝あたり800万ドル(約11億7100万円)として計算。大谷の“ベース・バリュー”は年俸7600万ドル(約111億円)と見積もった。さらに、別の記者がMLB関係者にアンケートをとったところ、大谷との契約は「10~12年という回答が最も多かった」ことから、その年俸に「12」を掛け算、大谷の“真の価値”を「12年9億1200万ドル(約1335億円)」と結論づけた。
もちろん、この金額は現実的に大谷が要求する額ではないが、「彼の生産性は他のFA選手と比べて、遥かに高い」とドゥーリトル氏。また、上記アンケートを元に獲得に名乗りをあげそうな球団として、エンゼルスのほか、ドジャース、ジャイアンツ、マリナーズ、メッツ、カブスの名を挙げている。果たして、大谷の“真の価値”に見合う契約ができるのは、どの球団になるのだろうか。
(Full-Count編集部)