仙台育英・須江監督「東北6県の皆さん、甲子園にパワーを」 夏連覇に向け呼びかけ

仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】
仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】

須江監督「初戦から超強豪校と試合させて頂いて、そろそろエネルギーがつきそう」

 第105回全国高等学校野球選手権大会は21日、阪神甲子園球場で準決勝第1試合が行われ仙台育英(宮城)が6-2で神村学園(鹿児島)を下し、史上7校目となる夏の甲子園連覇に王手をかけた。試合後、須江航監督は「皆の気持ちを持って戦っていきたい」と語った。

 序盤の“集中打”で仙台育英が勝利を手にした。同点の3回に1死三塁から4番・斎藤陽外野手(3年)のセーフティスクイズで勝ち越しに成功。さらに6番・鈴木拓斗外野手(2年)がバックスクリーンへ2号2ランを叩き込むなど、この回一挙4点を奪いリードを広げた。投げても高橋煌稀投手(3年)、湯田統真投手(3年)の継投で神村学園の強力打線を2失点に抑えた。

 強打の神村学園を相手に勝利を収めた須江監督は「勝ちましたけど、何本もヒットが偶然のアウトみたいな。猛烈な打球で攻撃されていたので、最後までいつひっくり返されるんじゃないかという気持ちで試合を見守っていた」と、安堵の表情を浮かべた。

 昨夏は東北勢初の甲子園優勝を果たし、今夏も順調に勝ち進み史上7校目となる夏連覇の挑戦権を得た。大きな期待がかかるなか指揮官は「初戦から超強豪校と試合させて頂いて、そろそろエネルギーがつきそうなので」と苦笑い。それでも「あと1試合。東北6県の皆さん、宮城の皆さん。縁やゆかりのある方は明後日の(午後)2時に西の甲子園の方向にパワーを送ってもらえたら。そんな皆の気持ちを持って戦っていきたい」と、呼びかけていた。

(Full-Count編集部)

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