ヤ軍の大谷翔平獲りは「想像できない」 地元メディア3人が示す“否定的見解”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

MLB公式番記者「獲得に必要な金額を出す姿は想像できない」

 今オフFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手について、米メディアでは連日その移籍先が取りざたされている。メッツ放送局「SNY」の番組「Baseball Night in New York」では、ヤンキースの地元メディア3人が、大谷との契約に否定的な見解を示した。

 MLB公式のヤンキース番記者ブライアン・ホック氏は「ヤンキースは(FA市場の)状況を注視はするだろうが、彼(オオタニ)がチームにはまるとは思えない。当然、誰だってオオタニがチームに欲しい。だがヤンキースは大型契約している選手が多すぎる。こうした大きな契約が重荷になっている。私は、ヤンキースがオオタニ獲得に必要な金額を出す姿は想像できない」と述べた。

 地元スポーツラジオ局のベテラン司会者ジョン・ジャストレムスキー氏は「最近15年あまりのチームの窮状を思えば、ヤンキースは大物なら誰でも狙うべきだが、私は現実も理解している。ヤンキースはジャッジにものすごい額を払ったばかりだし、コールとも再契約したばかり。補強したいだろうし、オフに本気で補強をしなければならないだろう。とはいえ大谷争奪戦はとんでもないものになる」と冷静だった。

 さらに「1つ言えることがある。2017年シーズンが終わった時点で、ヤンキースは大谷が加入することは確実と思っていた。ポストシーズンでもリーグ優勝決定戦に進出しアストロズ相手に第7戦までいった。だがオオタニは『ありがとう、でも遠慮します。僕はアナハイムに行きます』と言ったようなものだ。だとしたら、今のヤンキースを見ても、この二者が再びつながるとは思えない」と現実を見ていた。

 ホック氏が「オオタニはヤンキースに来ることにまったく関心がなく、球団のプレゼンテーションさえ聞きたがらなかった」と振り返ると、番組司会者のサル・リカタ氏も「以前のヤンキースなら(ジョージ・スタインブレナーオーナーの下だったら)何がなんでもオオタニとの面談にこぎつけようとしただろうが、今回はそうは思えない」と分析した。

「ジョージ(スタインブレナー元オーナー)が生きていたら、オオタニと話す機会を得るためだけに、彼のホテルの部屋の前の床で寝たかもしれないが、時代が少し変わった」とホック氏。大谷とジャッジが共闘する可能性はあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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