慶応優勝に清原和博氏「野球観が変わる思い」 次男・勝児に感激「苦しさもあったと思う」

清原和博氏(左)と慶応・清原勝児【写真:小林靖、中戸川知世】
清原和博氏(左)と慶応・清原勝児【写真:小林靖、中戸川知世】

和博氏はPL学園で春夏通算13本塁打…2度の夏の甲子園V

 第105回全国高校野球選手権は23日、阪神甲子園球場で決勝戦が行われ、慶応(神奈川)が8-2で仙台育英(宮城)を破り、第2回大会(1916年)以来、107年ぶり2度目の優勝を飾った。9回に代打で登場した慶応の清原勝児内野手(2年)の父で、西武と巨人、オリックスで活躍した和博氏は、試合後、大会本部を通してコメントを発表。「まだ野球人生は終わっていないし、しばらく、ゆっくりと高校生らしい生活を送った後、次の目標に向かってほしい」と労った。

 父・和博氏はPL学園の主砲として5季連続甲子園出場。通算で13本塁打を放ち、1年夏、3年夏と2度の全国制覇を果たしている。この日も甲子園のスタンドから試合を見守った。息子の勝児は大声援の中、9回先頭で代打で登場し、四球を選んだ。

 試合後、大会本部から発表されたコメントは以下の通り。

「おめでとうございます。力としては仙台育英が上ではないかと分析していたのですが、初回から慶応の応援団がものすごく、さすがの仙台育英も押され気味でした。仙台育英には守るべきものがあり、慶応は青コーナー、チャレンジャーとして精神的には優位だったのかもしれません。長髪、自由なエンジョイ野球の優勝で、僕自身にとっても野球観が変わる思いがしました。これからは長髪のチームも増えるでしょうね。

(次男の)勝児は優勝の喜びも、またスタメンで出られなかった悔しさもあるでしょう。まだ野球人生は終わっていないし、しばらく、ゆっくりと高校生らしい生活を送った後、どこかで線を引いて、次の目標に向かってほしい。私の息子であり注目され、試合に出なくても取材を毎回受けるなど苦しさもあったと思います。しかし、きちんと対応して立派に育ってくれたなと感じました。褒めてあげたいです」

(Full-Count編集部)

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