“靭帯損傷”大谷翔平がFA戦線に与える影響　手術しても…No.1の「市場価値」

今オフFAの大谷に故障が与える影響を米移籍情報サイトが分析

　エンゼルスの大谷翔平投手が、23日（日本時間24日）の本拠地レッズ戦とのダブルヘッダー後、右肘の内側側副靱帯を損傷し、投手としては今季絶望と球団から発表された。今後の打者としての出場可否や手術の必要性はもちろん、懸念されるのが今オフにFAとなる契約への影響だ。しかし、「たとえ手術が必要になったとしても、彼はFAで断トツの存在であり続けるだろう」と米メディアは分析している。

　米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のアンソニー・フランコ記者が、同日に公開した記事の中で解説した。公開時点では損傷の度合いが明確ではなく、「靱帯が完全に断裂している場合は一般的にトミー・ジョン手術が必要となり、部分損傷であれば手術以外の選択もある」と言及。その上で、大谷は打者としてのパフォーマンスだけでもア・リーグMVPの有力候補であり、「DHのみでも、FAのオープンマーケットで最高の選手であることに変わりはない」と記した。

　とはいえ、故障の影響が全くないことはあり得ない。「来季の一部で登板できなくなる可能性があるだけでなく、オオタニが現代野球では前例のない仕事量を、彼のキャリアでどれだけ長い間こなし続けることができるかを予測しなければならない」と、獲得を目指す球団には難しい判断が迫られると分析。「この怪我がオオタニの市場価値にどのような影響を及ぼすかは、数か月後に明らかになる」と締めくくった。いずれにせよ、まずは大谷の故障が少しでも軽症であることを祈るばかりだ。

（Full-Count編集部）