バウアー、オフに福島を訪問 震災遺構に胸を痛める「時計も3時37分で止まったまま」
朝6時に起床すると横浜から東京まで電車で移動、バスに乗り換えて3時間
DeNAのトレバー・バウアー投手が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。福島県の震災遺構を訪れたことを明らかにした。オフを利用して、津波の被害を受けた浪江町立請戸小学校などを見学。東日本大震災で起こったことを、真剣な表情で伝えている。
オフにもかかわらず朝6時に起床すると、横浜から東京まで電車で移動。さらにバスに乗り換えて3時間の旅だったという。動画では「何が起こったか知らない人へ」と、東日本大震災と原発事故について、日米の視聴者に向けて具体的に解説している。
被災地に到着すると、家の壁に書かれた「TOGETHER」という文字に注目。「力を合わせて一緒に災害を乗り越えようと呼びかけているんだ」と語っている。震災遺構の小学校では「蛇口が曲がってる、電気が止まって、時計も3時37分で止まったままだ」と胸を痛めていた。
投稿された動画では、他にも「負のスパイラルから抜け出す方法」などを公開している。7月にも広島市の原爆ドームを訪れるなど、日本の文化や歴史を積極的に学ぶ姿勢を見せているバウアー。25日の中日戦(バンテリンドーム)では、8回2失点で10勝目(2敗)を挙げた。