苦闘する甲子園のヒーロー、4年間登板のない元ドラ1 今季も大詰め…1軍出場がない実力者
2016年新人王の阪神・高山は未出場、一昨年9勝の燕・奥川は昨年3月の登板が最後
今年のプロ野球も、各球団残り30試合前後となった。阪神とオリックスに優勝へのマジックナンバーが点灯しており、いよいよ大詰めを迎えるが、まだ1軍出場がない実力者たちもいる。ここでは働き盛りながら出番のない選手を挙げる。(記録は8月28日時点)
ヤクルトでは2019年ドラフト1位の奥川恭伸投手に登板機会がない。2021年に9勝も、1軍登板は昨年3月29日の巨人戦が最後。今季2軍では7登板で4敗、防御率6.49だ。2015年ドラフト1位で昨年自己最多の8勝をあげた原樹理投手や、2021年ドラフト1位で昨年の日本シリーズに先発した山下輝投手も登板がない。
阪神ではドラフト1位入団で2016年新人王の30歳、高山俊外野手が出番に恵まれない。2軍では72試合で打率.240、7本塁打を記録している。11年目29歳の北條史也内野手、10月に30歳になる山本泰寛内野手も1軍機会がない。
中日では、投手登録された昨季25試合に登板した2018年ドラフト1位の根尾昂投手が未登板。2軍では21登板で5敗、防御率3.05の成績を残している。広島では2015年ドラフト1位で30歳の岡田明丈投手が2020年から登板なし。通算84ホールドの32歳、一岡竜司投手も登板機会がない。
ロッテでは二木康太投手や昨年の盗塁王、高部瑛斗外野手が未出場。2人は今月2軍で復帰している。ソフトバンクの2015年ドラフト1位・高橋純平投手は2019年に45登板も、昨年に続いて1軍のマウンドを踏んでいない。残り試合も少ない中、これらの選手にチャンスが訪れるだろうか。
(Full-Count編集部)