鷹が連敗4でストップ、楽天&ロッテも勝利 オリのマジック減らず…29日のパ・リーグ
フランコが決勝の12号2ラン、楽天が投手戦を制して4連勝を飾った
パ・リーグは29日に3試合が行われ、楽天、ソフトバンク、ロッテがそれぞれ勝利した。順位に変動はなく、首位・オリックスのマジックは「22」のままとなった。
楽天は楽天モバイルパークで行われた西武戦に2-1で勝利。連勝を「4」に伸ばした。
楽天は相手先発・松本航の前に4回まで無得点に終わるも、5回2死二塁からマイケル・フランコの12号2ランで2点を先制。先発の則本昂大は6回まで4安打無失点に抑えたが、7回1死一、三塁から内野ゴロの間に1点を返されたところで降板。2番手・鈴木翔天が後続を打ち取った。
8回は渡辺翔太が2奪三振で3者凡退の完璧なピッチングでつなぎ、9回は守護神・松井裕樹が登板。2四球で2死一、二塁のピンチを招くも、最後は愛斗を内野ゴロに抑えて試合は終了した。
楽天は、則本が6回2/3を103球5安打2四球4奪三振1失点で7勝目をマーク、松井が29セーブ目を挙げた。敗れた西武は、8回113球2安打1四球6奪三振2失点と力投の松本航を援護できず、3連敗を喫した。
スチュワート・ジュニアが7回0封で3勝目、ソフトバンクが連敗を4で止める
ソフトバンクは、長崎ビッグNスタジアムで行われたオリックス戦に7-0で勝利。連敗を「4」で止めた。
ソフトバンクは初回、3連打で1死満塁とすると、中村晃の二飛で三塁走者・野村勇がタッチアップを決め、先制に成功。なおも牧原大成、今宮健太に適時打が生まれ、初回に4得点、3回には柳田悠岐が3点適時三塁打を放ち、序盤に7得点を挙げた。
先発のカーター・スチュワート・ジュニアは、6回以外毎回走者を許しながらも、要所を締め、7回116球6安打3四球5奪三振無失点で降板。8回は尾形崇斗、9回は古川侑利と、この日に1軍昇格した2投手のリレーで試合を締めた。
ソフトバンクは、スチュワート・ジュニアが8月6日以来の3勝目をマーク。柳田が3安打3打点、1軍昇格で即スタメンとなった野村勇も2安打と躍動した。
敗れたオリックスは、先発のジェイコブ・ワゲスパックが3回8安打5四死球7失点の乱調。打線も好機であと一本が出ず、引き分けを挟んだ連勝は「8」で止まった。
小島和哉が8回7奪三振0封、打線も6得点でロッテが連敗ストップ
ロッテは、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に6-0で勝利した。
ロッテは2回、四球と安打などで1死一、三塁から、和田康士朗の適時内野安打で1点を先制。続く藤原恭大の安打で1死満塁と好機を拡大すると、藤岡裕大が走者一掃の適時二塁打を放った。
先発の小島和哉は初回、1死一、二塁のピンチを連続三振で切り抜けると、2回以降は3イニング連続で3者凡退に。5回以降は要所を締める投球で得点を許さず、8回122球5安打2四死球7奪三振無失点の快投を披露した。
8回に山口航輝の11号2ランでダメ押し。9回は東條大樹投手が3者凡退で締め、試合は終了した。小島は7勝目をマーク。藤岡、佐藤都志也が3安打を放つなど、13安打で6得点で連敗を止めている。
敗れた日本ハムは、先発のジェームス・マーベルが1回2/3を42球5安打2四球4失点の乱調。リリーフ陣は粘りを見せたが、打線が5安打無得点に終わった。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)