ベネズエラに10得点大勝、馬淵監督「本当の勝負はこれから」 4連勝でスーパーR進出
3投手が1安打しか許さず完封リレー
高校日本代表「侍ジャパン」は4日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でベネズエラに10-0で勝利し、7日から始まるスーパーラウンド進出を決めた。馬淵史郎監督は「前半チャンスばっかりで点が入らなかったんで嫌な感じはしていたんですけど、上手く点が入った。ピッチャー陣が頑張ってくれているんで、東恩納がしっかり投げてくれた。2、3点あったら今日はいけるような感じがしていた」と振り返った。
0-0と同点で迎えた4回、1死一、三塁から大会4試合連続で1番起用の寺地隆成捕手(明徳義塾)が投手前にスクイズを決め、先制に成功した。直後の2死三塁では、入院中の主将・小林隼翔内野手(広陵)に代わって「2番・遊撃」でスタメン出場した山田脩也内野手(仙台育英)が左翼へ適時打、その後も打線が繋がり、5点を奪って試合の流れを引き寄せた。
6回には無死一、三塁から森田大翔内野手(履正社)が2点適時打を放つなど4点を追加。7回にも1点を加えて2桁得点とした。
投げては先発した東恩納蒼投手(沖縄尚学)が4回1安打無失点の好投。5回からは武田陸玖投手(山形中央)が2回無安打無失点、矢野海翔投手(大垣日大)も無安打で最終回を締めた。「ピッチャーを中心にしっかり守れている。それが攻撃のリズムに繋がっている感じがします。球数がこれからどんどん重なってきて、積算で投げられない投手も出てくるので、1球でも少なくしたいというところでああいう継投になった。武田も良かったですね」と、投手陣を称賛した。
チームは4連勝を飾り、スーパーラウンド進出を決めた。「安心はしていない。当初の目的がまずはスーパーラウンドに行こうと。本当の勝負はこれからだと思いますね」と気持ちを引き締めた。
(Full-Count編集部)