打率.091の丸田は「アルミなら打てる」 不振のプリンスに馬淵監督が愛の喝「1本出せよ」
馬淵史郎監督、打率.091の丸田に「速い球に対応できてない」
「慶応のプリンス」に“馬淵のメス”を入れる。高校日本代表「侍ジャパン」は5日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でオランダと対戦する。注目の丸田湊斗外野手(慶応)は今大会4試合で11打数1安打の打率.091と低迷。指揮官は「今日(ヒットが)なかったら、次どうやろうか? 1本出せよと(言った)」と“喝”を入れた。
丸田はスペインとの初戦(1日)の第2打席に適時打を放ってからヒットが出ていない。今夏の第105回全国高校選手権で1番打者として慶応の107年ぶり優勝に貢献した男が、国際大会で苦しんでいる。馬淵監督は「アルミ(バット)なら打てるんでしょうけどね。(木製バットで)ヘッドが下がり気味で速い球に対応できてない」と指摘した。
指揮官は、二人三脚で不振脱却を図る。「今日は(打撃練習)自分が1対1でつこうかなと思っている。(改善点が)2点ぐらいある。打てないから、余計におかしくなっている。ポテンヒット1本で変わってくる。昨日の状態じゃ厳しいね」。
打撃改造に着手する予定だが、焦りは禁物で「あれぐらい結果を残した男。どこかできっかけをね。スーパーラウンドに行った時、大車輪の活躍をしてくれればと言ってるんですよ。お前が打ててなくても勝てているんだから心配することないよと」と背中を押した。
(真柴健 / Ken Mashiba)