独特の“裾爆上げ”で躍動のベネズエラ野手 「小さい頃からずっと」曲げない信念

U-18ベネズエラ代表のカルロス・ガルセス【写真:真柴健】
U-18ベネズエラ代表のカルロス・ガルセス【写真:真柴健】

ユニホームパンツの裾を捲り上げるベネズエラ代表のガルセス選手

 ベネズエラU-18代表のカルロス・ガルセス内野手が披露する、ユニホームの着こなしに注目が集まっている。高校日本代表「侍ジャパン」は4日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でベネズエラに10-0で勝利した。試合中、侍U-18代表ナインが気になったのは、相手二塁手の“独特な履き方”のズボンだった。

 ガルセスは、本来足元まである白いロングパンツの裾を太もも付近まで捲り上げ、黒いスパッツがむき出しの状態でプレー。試合後に尋ねると「(上げた)状態でプレーするのが好きだから」と真剣な表情で語った。ガルセスはこの日、4回にチーム唯一のヒットを放っていた。

 守備時には、捲り上げた裾が落ちることもあったが「小さい頃からずっとパンツを上げた状態でプレーしています」と強調。何度も捲り上げ、慣れ親しんだスタイルを維持していた。

U-18ベネズエラ代表のカルロス・ガルセス【写真:荒川祐史】
U-18ベネズエラ代表のカルロス・ガルセス【写真:荒川祐史】

 4日の台北は台風接近の影響で雨が降り、蒸し暑かった。ガルセスも「湿度が凄いですね」と現地の環境を振り返ると、試合後は即ユニホームパンツを脱ぎ、ハーフパンツに履き替えていた。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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