侍U-18、主将小林が笑顔の退院…仲間が拍手で歓迎 3日間の入院生活で「体はバキバキ」
3日夜から検査入院していた主将の小林隼翔がチーム合流
主将の退院をチーム全員で祝った。高校日本代表「侍ジャパン」は台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」のオープニングラウンド・グループBを2位で突破し、7日から始まるスーパーラウンドに進出した。6日は今大会で唯一の休日。頭部の検査入院を行っていた主将の小林隼翔内野手(広陵)が無事に退院し、歓迎した。
台北市内の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」で名物の小籠包を頬張った侍U-18代表に、笑顔が咲いた。3日の米国戦で飛球を追って左翼の橋本航河外野手(仙台育英)と激突し、検査入院していた小林も“復帰”。温かい拍手で迎えられた。
小林は「体は大丈夫です」と、にこやかな表情で話すと「入院中の前半は、体は大丈夫なのに、ベッドから出られないのが辛かった。久しぶりに起き上がったとき、体はバキバキでした」と苦笑いだった。
5日のオランダ戦は、丸田湊斗外野手(慶応)の放ったヒット1本のみで完封負け。試合映像を確認した主将は「打撃面では全体的に気になるところもあったので、これから伝えていきたい。チームに貢献できるように、まずは体を動かすところから始めていきたい」と力を込めた。
侍U-18代表は午前中、チーム宿舎の近くにある公園で約30分間、体を動かした。打撃陣は素振りを行い、投手はタオルを使ってのシャドーピッチングなどで、7日から始まるスーパーラウンド初戦に向けて調整。悲願の世界一へ、頼もしい存在が帰ってきた。